ピンで突いて空けたような小さな穴は「ピンホール」と呼ばれています。
原因として鶏の足指のツメで開いたか、卵殻表面の突起物のもの(ピンプル)が取れたことが考えられますが、食べることは問題ありません。
本当に小さい穴です。もしかしたら、見たことがある人もいるかもしれません!
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卵黄の両端についている白いひも状のものは、「へその緒」と思われていますが、正式には「カラザ」と呼ばれる濃厚卵白、つまりたんぱく質です。
カラザの大きさは個体により様々ですが、卵黄を卵中で中心に保つためのベルトのような役割を果たしています。また、食べる際にカラザを除去してしまう人がいますが前述のようにカラザは濃厚卵白そのものですし、抗がん物質のシアル酸を含んでおり捨ててしまうのはもったいないです。
よって、食べることは問題ありません。
これは、「肉斑(ミートスポット)」と呼ばれ、卵の空に必要な色素のかたまりです。 肉斑は通常茶色で、濃厚卵白やカラザまたは卵黄に見られます。特に、赤玉に多く見られます。しかし、食べることは問題ありません
卵黄の表面に血液(血斑)が付着している状態の卵を「血卵」と言います。 原因は輸卵管の毛細血管が破壊切れた所から、流血した血液が卵黄膜に付着したためです。 当社のGPセンターでは、血玉検知器を用いて血卵を取り除いていますが、殻の外側から検査しているため、一部出荷されてしまうことがあります。 体に毒はないですが、レシートをお持ちいただければ新しいものと交換いたしますのでお気軽にご相談ください。 →左の卵が血卵と呼ばれます。
黄身が2個入っているものは二黄卵と呼ばれます。二黄卵は産卵開始間もない時期に多く見られます。産卵開始時は産卵リズムが不安定でしばしば2個の二黄卵が産まれることがあります。パックに入ってるととてもラッキーです。
卵白に「炭酸ガス(二酸化炭素)」が多くあるからです。この状態は新鮮な卵に多く見られる現象です。
「炭酸ガス」は、時間の経過とともに次第に殻の表面にある気孔と呼ばれる小さな穴から抜けていきます。 この「炭酸ガス」は、炭酸飲料と同じものなので、食べても全く問題はありません。
写真の卵黄の近くの白く濁っている部分が炭酸ガスです。ゆで卵を作るときに炭酸ガスが多くあると白身がボロボロになってしまいます。ゆで卵を作る時は、賞味期限の近いものが最適です。
卵は、良質なたんぱく質やビタミンCを除くビタミンA、B群やD、鉄分、カルシウムなどのミネラルが含まれた栄養価の高い食品です。 また、体内では合成することが出来ない必須アミノ酸のすべての種類を含んでいます。
たまごの新鮮すぎることが原因です。新鮮な卵には炭酸ガス(二酸化炭素)が多く含まれており、この状態でゆでた場合卵白が膨張し殻に接着してしまいむきにくくなります。解決方法として賞味期限が近い卵を使用することをお勧めします。たまごを数日間保存することで、炭酸ガスが抜け、ゆでた時に卵白が弾力を持ち滑らかになり、美しくおいしく、且つむきやすくなります。
購入後は、出来るだけ早く冷蔵庫(10℃以下)で保存して下さい。
冷蔵庫などに入れる際には、ヒビの有無を確認して、ヒビが入った卵は早めに召し上がって下さい。 賞味期限を過ぎた時は、召し上がる時に中心まで充分加熱して下さい。
卵には、約1万個の気孔があり呼吸をしています。そのため、においを吸着しやすいので、においのあるものの近くには置かないようにしてください。
賞味期限とは、生で召し上がる期間を表わしています。賞味期限を過ぎたものでも十分に加熱調理して頂ければ召し上がることができます。
たまごは、生の方が断然長持ちします。 生たまごの賞味期限は、最低でも2週間になっています。長持ちする理由は、生たまごの卵殻に秘密があります。卵殻には気孔が存在し胚の呼吸に必要な酸素を取り入れ、内部で発生した炭酸ガス(二酸化炭素)を排泄する役割を果たしています。
違いはありません。一般的に羽の色が褐色の鶏が赤玉を産み、毛の色が白い鶏が白玉を産むと言われていますが、実際は鶏の種類でたまごの殻の色が決まります。一般に赤玉の方が値段も高いようですが、栄養価に差はありません。
栄養価に差はありません。黄身が薄い色だと栄養価が少なく、黄身が濃いと栄養価が高いと誤解していることが多いです。しかし、黄身の濃さを決めているのは、黄色トウモロコシやパプリカなどの植物性色素で、その割合により黄身の色が異なってくるのです。
一般にスーパーで売られているたまごは、普通はMSサイズ~LLサイズが多いです。しかし、規格よりも小さいたまご(SSサイズに満たないもの)や大きいたまご(LLサイズを超えるもの)も存在します。そのようなたまごは、加工用として「液卵」となって出荷されます。これらの加工卵はマヨネーズ工場やケーキ屋などに加工用として出荷されています。
たまごの規格はSS~LLまでの6種類あります。たまごの規格は農林水産省が定めた鶏卵取引規格(下記参照)により定められており、サイズとラベル(色)が分けられています。MS~LLのたまごが入っているミックス卵もあります。
「GPセンター」とは、卵のパッキング工場のことです。Grading(選別)とPacking(パック詰め)の頭文字を取った略称で、卵を洗浄、計量してパック詰めを行う工程を行う工場のことです。